後見人をしていると、悩ましいのが「定期購入」です。毎月の収入の中でそれらがまかえなている限り、問題はありませんが、収入に見合わない定期購入が、家計を圧迫してる場合、継続するのか、止めるのか、判断は難しいです。
例えば、スーパーで購入できる牛乳やヤクルトの宅配に、月1万円払うとなると、高すぎるので利用すべきではないと考える人もいると思います。
ただ、毎日届く宅配専用商品を楽しみしているのであれば、その楽しみは奪いたくないのですし、一人暮らしの高齢者の場合、何か異変のあった場合には早期発見にもつながるので良い面もあります。
よくあるシニア向けの定期購入としては、新聞の複数誌購読、化粧品・石鹸、健康食品、携帯とそのオプション、インターネット回線とTVサービス、牛乳、ヤクルト、ダスキン、ウォーターサーバー、宅配弁当などです。
よくまあ色々なセールスマンがやってくるものだと感心してしまいますが、ご本人は解約の仕方もわからないし、ものは届いてしまいますから、必要性を考えないまま支払い続けているのが実態でしょう。
明らかに、使っていなさそうなサービスや商品については、本人に確認したり、相談したりしながら1つ1つ解約していきます。こういうのを解約して行くだけで、月数万円違ってくることがあります。
次に、利用してそうなサービスの場合で、収入に見合わないもについては、個別のケースごとの判断することになります。
複数のサービスを並べて、優先順位を聞いてみても総合的な判断が難しくなっている人が多いので、本人の元々の性格などを考慮し、本人と相談しながら考えていきます。