高齢者の財産管理をしていると、考えさせられることがあります。
それは、お金の使い方です。
特におひとりさまの場合には、財産を残して亡くなっても国庫に帰属するだけなので、
ご本人が使いたいように使えば良いと思うのですが、そうもいきません。
なぜなら、亡くなるまで今までと同じように元気に一人暮らしを継続できれば良いのですが、もしもの時に備えるため、ある程度の貯金を残しておく必要があるからです。
ご本人の意思を尊重し自由にお金を使っていたら、「お金がなくなった、さてどうしましょう!」ということになれば、なんのために財産管理をしていたのかわからなくなります。
そう思っていても、やはり、本人の財産は本人の自由に使わせてあげたいと思うのです。